学費のクラウドファンディングの方法【失敗しないためのノウハウ】

crowdfunding

学費をクラウドファンディングで集めたい!どうやったらできるの?

成功するためのノウハウは?

炎上する事例もあると聞いたことがある…なぜ炎上するか?どうしたら防げるか?知りたい。

の疑問にこたえます。

この記事では、学費のクラウドファンディングのハードル、失敗事例、成功事例を紹介し、成功のためのノウハウを解説します。

生活が苦しかったり、学費が足りずに学業を諦めてしまう学生さんがいます。コロナの影響でさらに厳しくなっているというニュースもあります。

その状況の打開策となるのが、学費のクラウドファンディングです。

欧米では普及してきていますが、日本ではまだ浸透してなく、成功事例もあまり多くは状況です。

学費集めのハードル

学費のクラウドファンディングには、学費の支援をもらえるというメリットがあります。一方で、世の中で学費を稼ぐために頑張っている人は多く、見知らぬ人からも協力を得て学費を集めるのは理解されにくい現実もあります。次のようなハードルがあります。

  • バイトして稼げばいいのでは?
  • 奨学金で学費を賄えばいいのでは?
  • 家族からの支援があるのでは?
  • 自分でできることは全てやった上で、応援を募っているのか?

失敗事例

2020年にネットニュースで「日本初?リモート研修中にクビになった、法政大卒新入社員の末路」で炎上した、吉田君(仮)の例を紹介します

吉田君(仮)のクラウドファンディングが実際に行われたかどうかは分かりませんが、「非常識」ということでネット上で炎上しました。

「エンジニアを目指すためのテックキャンプというスクールに通おうかと思っています。ただ、初任給もまだないっていないのでお金がない。そこでクラウドファンディングで学費を集めようと思っています」

吉田君によると、スクールの学費は70万円。これに加え、最新のMacBook Air14万8000円と、クラウドファンディングの手数料を含む約100万円を募集する予定だ。

「学費を支援していただいた方には、僕がアフリカ旅行に行ったときにもらった各国の小銭のお釣りや、旅の写真、あとは僕とお茶をする権利を与えようと思います。1万円以上の高額の支援を頂いた方には、僕が卒業したあとに制作したホームページに名前を載せるなど、僕を10時間自由に使ってもらう権利をプレゼントしようと思います」

[出典]ヤフーニュース

この記事を読んで、あなたの印象はどうでしょうか?応援したくなりましたか?

「自分勝手だな…」「このリターン嬉しくないな…」といった印象を持った人も多いのではないでしょうか。

次のような特徴のあるプロジェクトは成功しにくい傾向にあります。

  • 学費をかけて学んだ先のビジョンが不明確(あたなに投資すると社会的にどんなメリットがあるの?というツッコミ)
  • 支援金の使い先が高額スクールや最新パソコンなど高額な商品の購入(職業訓練所や中古パソコンでも良いのでは?というツッコミ)
  • 自力でできることを全力で尽くさずに、他人本位で支援を募る姿勢(甘えてるというツッコミ)
  • 支援者にとって価値の低いリターンの設定(「僕を10時間自由に使ってもらう権利」は誰が喜ぶの?というツッコミ)
  • 上から目線な姿勢(「僕とお茶をする権利を与えようと思います」と、あなたは支援を受ける立場なのになぜ偉そうなの?というツッコミ)

また、誠実に学びたくて頑張っている学生さんであっても、All-or-Nothing方式で実施したために、ある程度資金が集まっても目標達成には至らず、失敗となった事例もあります。

少額でも集めたい!という人は、All-in方式で実施するのがよさそうです。ただし、All-in方式では1円でも集まるとリターンを返す必要が生じるので、リターンには必ず返せるものを設定する必要があります。

成功事例

成功事例として、「若者と政治の架け橋になるために、大学院に通いたい。」というプロジェクトを行った、お笑い芸人のたかまつななさんを紹介します。

目標金額80万円の179%となる、143万円を達成しました。

概要

  • コンセプト:お笑い界の池上彰になりたいと志し、お嬢様芸人として活動。若者と政治をつなぐ架け橋になりたいという想いから、慶應義塾大学院で勉強したい!
  • 目標金額:80万円(慶應義塾大学院の前期分の学費)
  • 実施時期:2017年3月16日~4月25日

詳しくはこちらです。

学費のクラウドファンディングが難しい中、なぜこの達成をできたのか?

筆者なりに分析してみました。

  • 本気が伝わる。この人なら日本をもっと良くしてくれると信用を集める。
  • 夢が明確で、大学院に通いながらお笑い芸人として出張授業「笑える!政治教育ショー」を全力でやっていることが伝わる。
  • 家族からの支援に頼れない理由が明確(「芸人になるために払う金はない!」と親から勘当)
  • バイトで賄えない理由が明確(深夜までのレポート作成や執筆などで、バイトで学業を疎かにすると本末転倒)
  • 奨学金に頼れない理由が明確(既存の奨学金の枠に収まらない“お笑い芸人”)
  • お笑い芸人として、舞台や出張授業などの機会でクラウドファンディングへの協力を呼びかけられたこと。

また、特に有名人でなくても、普通の学生さんで海外留学等のお金を募ってAll-in方式で成功した事例は多くあります。

例えば、「アメリカの大学院で有人宇宙開発を勉強したい!」という松井さんも、クラウドファンディングに成功した1人です。

松井さんは、授業料だけで1年間に約410万円かかるアメリカの大学院での留学のため、100万円を目標に資金を募り、74.5万円の資金集めに成功しました。

松井さんについて詳しくはこちら

Take Action!

いかがでしたか?

学費に困っている方、クラウドファンディングという方法があります。

日本ではまだ文化が根づく途上のため、炎上することもありますが、その炎上のタネを1つ1つつぶしていけば、きっと実現できます。

ポイントはこちらです。

  • 本気さを伝える
  • 自分の学費を応援してくれた結果、社会がどう良くなるのかビジョンが伝える
  • 家族からの支援に頼れない(賄いきれない)理由を伝える
  • バイトで賄えない理由を伝える
  • 奨学金で賄えない理由を伝える
  • 全力で支援を募る

学費のクラウドファンディングでは、こちらのサイトがオススメです。

成功すると資金を応援してもらえ、失敗しても低リスクに再挑戦できます。まずは試してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事でも、クラウドファンディングの方法を紹介しています。

夢のために学びたい人が学べることが当たり前の社会。

助け合うことがもっと当たり前にできる社会。

そんな社会が来ることを願って。

私は本気で記事を発信し続けます。

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