- クラウドファンディングとは?
- クラファン市場の動向は?
- 新型コロナによるクラファンのトレンドへの影響は?
- クラファンのメリットとデメリットは?
の疑問に、NPOで働く筆者がこたえます。
クラウドファンディングとは
概要
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを通じて、不特定多数の人びとから少額ずつお金を集める」ことをいいます。
このような想いやアイデアを持つ人は、誰でも起案者として発信することができます。
社会問題を解決したい!
こんなモノやサービスがあったらいいのに!
その呼びかけに共感してた人は誰でも支援者として協力できます。
応援したい!
モノやサービスを試してみたい!
このように、誰でも起案者と支援者として手軽に参加できることが魅力です。
実施方式
クラウドファンディングの実施方式は、購入型、寄付型、融資型、不特法型、ファンド型、株式型の6種類ありますが、ここではメジャーな購入型と寄付型、そして少し分かりにくい不特法型をご紹介します。
購入型
購入型クラウドファンディングでは、プロジェクトに支援者がお金を支援すると、そのリターンとしてモノやサービスを得られる仕組みです。
購入型では「All or Nothing」と「All in」の2種類の方法があり、起案者はどちらか選ぶことができます。
「All or Nothing」では、期間内に目標金額に達した場合にのみプロジェクトが成立し、起案者は資金を得られ、支援者は返礼品を得られます。
「All in」では、目標金額に達しなくても、誰か支援者が出ればプロジェクトが成立します。
寄付型
寄付型クラウドファンディングでは、プロジェクトに対して支援者がお金を寄付し、起案者は活動報告やお礼のメッセージを返すような仕組みです。
寄付では“対価性”があってはならないことから、購入型と違ってモノやサービスのリターンはありません。
不特法型
不特法型は、不動産特定共同事業法の略で、この法律に基づいて運営されます。
投資家から出資してもらい事業会社が不動産を取得・運営等行ない、不動産から得た収益を投資家へ分配するモデルです。
市場の動向
市場規模
購入型・寄付型クラウドファンディングは右肩上がりに増えています。2019年12月までの過去累計寄付金額は、451億円でした。
また、融資型・不特法型では、金額が比較的大きい傾向にあります。(注1)
新型コロナによる影響
クラウドファンディング大手のReadyforによると、2020年4月から7月にこのような影響があったそうです。
4月には、新型コロナの最前線で戦う医療現場への直接的な支援が盛り上がりました。例えば、ジャパンハートは「#マスクを医療従事者に」というキャンペーンで、有名人などのインフルエンサーを巻き込み、総額約1億5,397万円を集めました。
5月には、新型コロナへの直接的な対応にならないような分野でも、飲食店の経営難がニュースにされることも増え、地域の飲食店支援などのプロジェクトも広まってきました。
6月には、コロナの影響で経営が悪化したスポーツチームや、個別の病院への支援プロジェクトも広まってきました。
7月には、それまでに新型コロナの影響で自粛していたようなプロジェクトでも、「さすがにもう待てない!」ということでクラウドファンディングを再開するものも増えてきました。
メリット・デメリット
起案者のメリット
- 従来の手段では資金調達が難しかったソーシャルグッドな活動でも、資金調達しやすいことです。
- 寄付型クラウドファンディングでは、活動報告は必要ですが、モノやサービスのリターンを設定しなくても資金を集めることができます。
支援者のメリット
- 一般的な通販サイトなどの取引よりも、発信者の顔が見えやすいことで双方向のコミュニケーションをとることもできます。
- 投資型では、国債や銀行預金より高い利回りを期待できます。
起案者のデメリット
- クラウドファンディングの実施方式が「All or Nothing」であれば、目標金額に達しない場合に資金調達できないリスクがあります。
- クラウドファンディングを始める前に、プロジェクトが成立する可能性や他の資金調達方法はないか、といった情報を調べておくことが大切です。
支援者のデメリット
- プロジェクトが目標金額に達した場合でも、トラブルなどでリターンが提供されないリスクがあります。
Take Action!
いかがでしたか?
この記事では、クラウドファンディングの概要、実施方式、市場規模、新型コロナの影響、そしてメリット・デメリットを紹介しました。
成功すると資金を応援してもらえ、失敗しても低リスクに再挑戦できます。まずは試してみてはいかがでしょうか。
今後、クラウドファンディングについてより実践的な方法を記事として紹介します。
次の記事で会いましょう!
出典
コメント
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