次のどれかに当てはまる方はいませんか?
- 社会貢献性の高い仕事で、成果をだしたい!
- NGOやソーシャルビジネスの仕事をしている
- クラウドファンディングを成功させたい!
どれか1つでも当てはまる方は、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
これに共通して必要なスキルは何でしょうか?
それは、マーケット感覚です。
筆者は、国際協力業界で10年以上、大手NGO勤務のファンドレイザーです。
MBAに匹敵する中小企業診断を2019年修得し、資金調達のプロとして働いてます。
寄付って弱者を助けるためでしょ?
営利でもないし、マーケットってどうゆうこと?
寄付市場やクラウドファンディングも立派な市場で、競争原理が働いてます。
2020年以降、この市場で二極化が進み、強者と弱者が明らかに分かれています。
お金が集まらない団体では、
「新型コロナだから…」
「不況だから…」
といった状況・環境のせいにする意見もありますが、本質的には「マーケット感覚」の問題です。
この記事を読めば、市場で強いキーワード、そしてマーケット感覚を鍛える方法がわかります。
最後までお見逃しなくー!
寄付やクラウドファンディングでの市場原理
寄付や支援って、マーケットとは別じゃないの?
営利でもないし、市場原理が働いているって、どういうこと?
寄付や支援って、一見マーケットとは無縁に見えますよね。
「誰を支援するか?」
公的援助では、公平なルールがあります。
一方、私的援助では、誰がその寄付や援助を獲得できるか、市場原理のみによって決定されます。
詳しく見ていきましょう。
公的援助
行政機関が行う公的援助では、所得や資産、本人の障害の状況によって「誰を支援すべきか」が厳密にルール化されています。
私的援助
一方で、寄付などの私的援助では、誰がその寄付や援助を獲得できるかは、市場原理によって決まります。
例えば、公的援助では高齢者への福祉が手厚いですが、私的援助では子どもが有利です。
難病の子どもが海外で臓器移植が必要となれば、時に1億円の寄付が集まります。
しかし、難病の中高年が医療費を募ったら、集まってもせいぜい数百万円でしょう。
これは、「私的援助市場で子どもは大人より競争力が強い」ことを示しています。
チャリティ市場で強いキーワード
結論からいうと、チャリティ市場で強いキーワードはこちらです。(2022/1/4時点)
(寄付プラットフォームを運営する某大手IT企業の担当者さんからの情報です。筆者の肌感覚とも一致してます)
- 子ども・教育
- 動物・ペット
- 新型コロナ
- 災害・復興支援
従来からの王道は「子ども」「動物」「災害」ですが、近年のメガトレンドは「新型コロナ」です。
新型コロナの影響で、日本でも貧富の差が拡大したことから、「子ども食堂」「ひとり親支援」や「売上低下した〇〇産業を守る」といった企画への支援が集まりやすくなっています。
このキーワードに関連した取り組みをしている団体やプロジェクトにはお金が集まりやすいです。
NPO/NGOのトップ10を見ても、いずれかのキーワードに当てはまる活動をしています。
その一方で、取り組みをしていてない/できていない団体は、収益を下げ、活動資金不足に直面している団体も多いです。
難しいキーワードでも成功した事例
競争力の低いキーワードの例は、生活費(衣食住の費用)ですが、それを克服して資金調達に成功した例を紹介します。
寄付する人にはこのような考えをもつ人がいます。
生活費は自分で稼いで当たり前じゃない?
子どもの教育費なら寄付してもいいけど、生活費への寄付は嫌だな。
国連WFPやTable For Twoは、「食」を支える活動で、その必要性の理解をえることが難しいです。
もちろん実際の活動の裏付けがあってこそですが、競争原理の高い「教育」と紐づけてこのようなストーリーを伝えることで、寄付を効率的に募っています。
途上国で、給食を無料で食べられるから子どもたちは学校にやってくるのです。
子どもたちの健康が改善されるだけでなく、成績向上し、1ドルの給食への投資で10ドルの経済効果があります。
理解をえてサポートされやすい土壌をつくるために、世界の現状を広める啓蒙活動を行ってます。
また、クラウドファンディングでも同じく「生活費」では応援してもらいにくいです。
が、生活費での成功事例もあります。
その成功の原因と、炎上案件との違いを分析しましたので、こちらもご覧ください。
マーケット感覚を鍛える方法【結論:ビジネスしよう】
マーケット感覚の重要性とキーワードは分かった!
どうやったら、このスキルを身に着けられるの?
結論から言うと、自分でビジネスすることです。
市場性の高い環境に身を置き、市場からの評価を受ける
どの学びでも共通するのは、この2ステップです。
- 正しい方法を習い、反復練習で覚える
- 学んだことを実践し、現実的な環境下で成果を出せるよう経験を積む
マーケット感覚を身につけたかったら、マーケティングを学び、社会に出て自分でビジネスすること。
(逆に、学校や行政は競争原理が働きにくく市場性が低いのでオススメできません)
経験を通して知見を培うことで、あなたの強みになります。
会社からの評価は属人的ですが、市場からの評価はフェアです。
売上や集客数といった数字で、明確にフィードバックがきます。
「会社から評価される人」でなく「市場から評価される人」を目指すことで、人生の自由度も上がるメリットもあります。
失敗は成功のもと
自転車に初めて乗れた時のことを思い出してみてください。
何度も何度もこけては、学び、ちょっとずつ乗れる距離がのびましたよね?
ビジネスもそれと同じです。
市場からは学ぶ方法は「やってみて、失敗し、その失敗や経験から学ぶ」という形になります。
失敗や挫折は、成功に向けて必要なステップです。
覚悟を決めたら、すぐやる、何でもやる、トコトンやる、できるまでやる!
走りながら、学んでいきましょう。
Take Action!
いかがでしたか?
この記事では、この4点を紹介しました。
- 寄付やクラウドファンディングでの市場原理
- 市場で強いキーワード
- 難しいキーワードでも成功した事例
- マーケット感覚を鍛える方法
マーケット感覚を身につけたかったら、ほんと、ビジネスするのがオススメです!
副業ビジネスの方法は、また別の記事で紹介しますね。
オススメの本はこちら!
頑張るあなたを応援しています!
次の記事で会いましょう!
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