- 将来の分岐点を控え、大学生の今しかできない経験、大学生の今だからできる経験をしたい!
- 社会問題の解決に興味がある!
- 授業などで開発途上国の現状について知り、もっと知りたい。
という希望を叶えるための方法をまとめました。
私も国際協力に興味にある大学生でした。開発コンサル・NGOでの職員を経験して、大学生の時に「こういうことを知っておきたかった!」ということをまとめました。
読者の皆さんの大切な時間やお金を使ってする活動が、より実のあるものになることを応援しています!
海外ボランティア・スタディツアー
一番は、現場での経験をすることです。海外で社会問題や環境問題の解決のために、現地の方と向き合うことで多くの気づき・学びがあります。参加の方法は、海外ボランティア、スタディツアー、JICA海外協力隊への参加などです。
今はコロナの影響で海外へ行きにくく、スタディツアーなど中止されているものも多いのですが、状況が落ち着いたら行くのがおススメです。
海外ボランティアのメリット3つ
①異文化経験で視野が広がる!
新しい価値観、文化や人との出会いを通じて、自分の価値観に気づき、可能性がさらに拓けることもあります。
私の尊敬するAさん(女性)の話です。
Aさんは高校生の時にいじめにあい、心を閉ざしていました。しかし、Aさんのお母さんからの「世界はもっと広いよ。もっと見てごらん」という言葉をきっかけに、国際協力に興味をもち、大学生の時にバックパックで世界一周をしました。そして、Aさんの結婚式には、世界一周でケニアに滞在したときのホストファミリー全員を日本にご招待。多くの方から祝福される姿に、人間関係そして人生での豊かさを感じました。Aさんは「お母さんの一言があったからこそ、幸せな今があり、これからの未来を創っていく」といいます。
こういった人生を変える出会い・経験、ステキじゃないですか?
②英語などでのコミュニケーション能力向上!
特に、日本人がいない環境で、英語や現地語でのコミュニケーションが求められるところに行くと劇的に成長します。「自分で何とかする」ことも増えますし、自分で周りに頼るにもコミュニケーションが必要となります。
③現地の人と一緒に、その問題解決に向けて考えることができる!
私がベトナムで参加した障がい児支援のボランティアでは、その子が自立していきていくために、政策、社会、家族、就職、生活などの多面的な視点から考えました。
ボランティアでは一時の関わりだったとしても、人と向き合い、考え抜いた経験はきっと生きてくるでしょう。NGOや企業への就職でも、問題解決力の重要性が増しているので、エピソードとして語ることもできます。
事務局やイベントでのボランティア
NGO/NPOではイベントや事務所でのボランティアを募集しています。内容は、事務所での事務・総務業務や、イベントでの企画・受付・誘導業務など多岐にわたります。「海外までは行けないけど、国内で貢献したい!学びたい!」という方におススメです。
事務局やイベントでのボランティアのメリット2つ
①その団体や社会問題など学びの質が高い!
例えばイベントでは、参加者よりスタッフとして参加するほうがより深く学ぶことができます。
この理由は、①当事者意識がより高まること、そして、②アウトプットは最高のインプットだからです。
スタッフとしてそのNGO/NPOや社会問題について自分の言葉で説明すれば、より深く自分のものとして知識・経験を身に着けることができます。
②NGO/NPOで働く人を知る!自分が働くイメージをできる!
NGO/NPOで働く人は、魅力的な人が多いです。もちろん人にもよりますが、高学歴・高職歴で民間企業で働けば高収入を得られるにもかかわらず、社会のための仕事を選択した人が多く働いています。
そのようなスタッフとの活動を通じて、社会で働く前提・姿勢・考え方などを学ぶことができます。
ボランティア系の学生団体やサークルに参加
ボランティア系の学生団体は、国内での募金活動、障がい者支援、ゴミ拾いなどの非営利目的の活動をおこなう団体です。この記事の読者の皆さんも、何かしらの学生団体やサークルに所属している人が多いのではないでしょうか。
学生団体やサークルに参加するメリット2つ
①仲間が増える!
学生団体の規模や地域にもよりますが、首都圏ではインカレサークルや複数大学にわたる学生団体もありますので、人脈が一気に広がります。
団体の目指すものに共感する人が集まるので、気の合いやすい人、より深い議論をできる人、これまで出会ったことのないような人など様々な人との出会いがあるでしょう。
②目標を達成する実行力と行動力が高まる!
「人のために何かしたい」「社会の役に立ちたい」と考え、イベントや情報発信などの活動を行います。そのような企画→実践を繰り返すことで、確実に力をつけることができるでしょう。
NGO/NPOでのバイト
NGO/NPOでのバイトのメリットは、①実践で就職準備、②お金をもらって学べる、③働く時間を調整しやすく勉強と両立しやすいことです!
こちらの記事でまとめています。
インターン
JICA、NGO、民間企業等ではインターンを受け入れています。NGOや民間企業では個別にそれぞれ募集を行っていますが、ここではJICAインターンをご紹介します。
JICAインターン
JICAは学生などに向けてインターンシップの機会を提供し、JICA 事業への理解を深め、幅広い分野での国際協力人材(JICA 専門家・開発コンサルタント等)を志向する人が1人でも増えることを目指しています。(注1)
応募対象者:大学生、大学院生、社会人 ※国籍不問
応募方法:PARTNER(国際キャリア総合サイト)からの応募
実施期間:2020年の場合は、第1回 2020年9月上旬~2021年3月下旬の間に1~3カ月程度(2020/6/5~26に募集)、第2回 2021年1月中旬~3月下旬の間に1~3カ月程度 (2020/10月上旬に募集予定)
募集ポスト:【国内】JICA本部(東京)、JICA国内機関(国内地方)、【海外】JICA在外事務所(全世界)、開発コンサルティング企業(全世界)
2020年の第1回では国内のみでの募集でした、第2回でもそのようになる可能性はあります。
[出典] JICAインターンシッププログラム
JICAの新卒採用の倍率はすさまじいです。JICAも含めて新卒で国際協力の仕事に就きたいと考えている人は、就活準備としてインターンを一度経験してみるのはいかがでしょうか。
ソーシャルベンチャーとして支援事業
支援したい地域や人が明確にあるなら、大学生でもソーシャルベンチャーとして支援事業を行うことも一つの選択肢です。
学生での一番のネックはお金です。もし支援事業の内容がSDGsに沿うなら、JICAからの支援を受けて社会起業的に活動を行う方法もあります。
JICAでは、「世界の人びとのためのJICA基金活用事業」で、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、この基金を活用した開発途上国・地域の人びとを支援する活動提案を募集しています。
チャレンジ枠と通常枠があり、チャレンジ枠では「国際協力活動開始前である団体・個人あるいは開始直後 2 年未満の経験が浅く、実績の少ない個人・団体を対象」を対象としています。チャレンジ枠の2019年での倍率は7倍でした。
この事業に応募し、採択されるとJICAからの支援額の約100万円をうけて支援事業を行うことができます。
ただし、「調査・研究・技術開発・試験事業を中心とした事業」や「文化交流の活動が目的となっている事業」は対象外となります。
募集は年に1回で、次回は2020年12月~2021年1月末頃の見込みです。
やりたい支援が明確にあり、それがSDGs達成に沿うのであれば、この事業応募を検討してみるのはいかがでしょうか。(注2)
Take Action!
まずやってみましょう!上記で紹介したものの中で、あなたができること、やってみたいと思ったことはありましたか?
経験したからこそ気づくことも多いと思います。その気づきはあなただけの財産です。
時に、今の努力の延長線上に望む未来がないことに気づくこともあるかもしれません。大学生の特権は自分で責任をとれる幅が広いこと、自分の管理下にある時間が多いこと、つまり自由なことです。恐れずに何度でも挑戦、何度でも再スタートできるのではないでしょうか。
また、NGOへの新卒での就職を考えている人は、こちらの記事がおすすめです。
頑張るあなたを応援します!次の記事で会いましょう!
出典
(注1) JICAインターンシップ・プログラム
コメント
excellent article
【色々かじりたい大学生向け】今しかできない国際協力6選 | 国際協力をしごとに。
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