- 国際協力銀行(JBIC)とは?目的や役割は?
- JICAやJETROとはどう違うの?
の疑問にこたえます。
この記事では、JBICについて目的・役割、JICA/JETROとの違いを解説します。
JBICとは
目的
JBICの目的は、「日本と国際経済社会の健全な発展に寄与すること」です。
株式の100%を日本政府が保有する機関として、一般の金融機関が対応できないような出融資や保証を行います。
業務分野
この目的を達成するために、このような業務を行っています。
日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進
日本の産業の国際競争力の維持及び向上
地球温暖化の防止等の地球環境の保全を目的とする海外における事業の促進
国際金融秩序の混乱の防止またはその被害への対処
[出典] JBIC 組織概要 2020年3月31日現在
概要
- 名称:株式会社 国際協力銀行(Japan Bank for International Cooperation、JBIC)
- 資本金:1兆8,838億円 (日本政府が全株式を保有)
- 出融資残高:13兆5,370億円
- 保証残高:2兆1,209億円
- 職員の数:636人 (注1, 2020年3月31日現在)
JICAとJETROとの違い
JICA、JETRO、JBICを合わせて、通称3Jと呼ばれます。
「海外関連の機関?なんとなく3つとも似てるし、違いが分からない…」
という方も多いのではないでしょうか。
JICA、JETROとJBICで共通すること、違うことを解説します。
政府系機関
国際協力に関わる政府系機関のステークホルダーの図をご覧ください。
日本政府による方針決定、各省庁での方針と、その政策実施機関であるJICA、JBIC、NEXI、JETROの役割とステークホルダーとの関わりをまとめました。
共通すること
3Jに共通することは、省庁の所轄機関であることです。
JICAは外務省、JETROは経産省、JBICは財務省の所轄機関なので、方針や事業に政府の意向が大きく影響します。
書類作業が多いことも特徴です。
違うこと
各機関の役割は目的やスキームにより、はっきり分けられています。
例えば、JETROでは「JICAやJBICができる案件はやらない」であったり、
JBICでは「一般の金融機関が投融資できるような案件、公益性の低い案件は支援しない」といった基準で、すみ分けがなされています。
Take Action!
いかがでしたか?
この時期ではJBIC(国際協力銀行)の目的・役割、JICAやJBICとの違いについて解説しました。
JICAやJBICについて、もっと知りたい方はこの記事も併せてご覧ください♪
頑張るあなたを応援しています!次の記事で会いましょう!
出展
(注1) JBIC 組織概要 2020年3月31日現在
コメント
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