JETROとは？目的、役割、拠点、組織図、強み【簡単まとめ】

の疑問に、JETROから委託を受けて仕事した経験のある筆者がこたえます。

この記事では、JETROの目的、役割、拠点、組織図、強みについて分かりやすく解説します。

JETROとは

概要

JETROの概要はこちらです。

目的

JETROは、この目的のもとで活動しています。

ざっくり言うと、「貿易振興」と「調査研究」がJETROの主な役割です。

我が国の貿易の振興に関する事業を総合的かつ効率的に実施すること並びにアジア地域等の経済及びこれに関連する諸事情について基礎的かつ総合的な調査研究並びにその成果の普及を行い、もってこれらの地域との貿易の拡大及び経済協力の促進に寄与することを目的とする。

[出典]独立行政法人日本貿易振興機構法 第3条

役割

JETROは、経済産業省管轄の機関として、このような事業を実施しています。

• 対外経済政策
  • 国際交渉・連携
  • 海外市場開拓支援
  • 海外から日本への投資の促進
• 経済成長
  • 産業の新陳代謝促進の施策
• 中小・地域経済
  • 貿易・投資の促進に関わる施策
• 現場で培ったノウハウを生かした政策提言

JETROの役割のポイント

• 国内外の政府・地方自治体・貿易振興機関・研究機関・民間企業・商工団体などのさまざまなステークホルダーと連携しています
• 連携したうえで、役割分担を明確にしています。（例えば、JICAやJBICが行える事業はJETROは行わない）
• 日本の貿易と投資の促進という軸はブラさずに、社会経済情勢の変化に応じて役割と事業を見直しています
• 日本の成長戦略の中でJETROに期待される役割が増す一方で、行政改革の流れの中で成果の明確化や業務効率化が求められ、優先順位をもって取り組む必要性が増しています

第五期中期目標

第2次安倍内閣による成長戦略である「日本再興政策」の次の目標の達成に向けて、JETROも取り組みを行っています。

• 2020年までに対日投資残高を35兆円に倍増
• 2020年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円に倍増

JETROの第五期中期目標(2019年3月施行)では、第四期中間目標に引き続き、次の4つの目標を掲げています。

拠点

日本国内では、東京本部、大阪本部、アジア経済研究所、日本食品海外プロモーションセンター（JFOODO）、貿易情報センター48事務所、1支所があります。

海外では、アジアを中心に55カ国に76事務所があります。（2020年4月1日現在）

JETROの拠点について詳しくは＞＞こちら

組織図

JETROでは、貿易での専門性の高い分野を扱うため、機能別組織となっています。

強み

JETROについて、筆者なりに強みをまとめてみました。

• 日本と海外の架け橋となる立場として、貿易・投資促進のノウハウが豊富にあること。
• 行政と民間の架け橋となる立場として、さまざまなステークホルダーとの調整に慣れていること。
• 日本だけでなく、海外55カ国76事務所に拠点があり、それぞれで人的ネットワークを生かして調査・研究などをできること。

Take Action！

いかがでしたか？

この記事では、JETROの目的、役割、拠点、組織図、強みについて解説しました。

これからも、JETROの活用方法や採用対策について記事を発信していきます。

読者の皆さんのお役に立てればうれしいです。

頑張るあなたを応援しています！次の記事で会いましょう！

出典

(注1) JETROプロフィール

(注2) JETRO 第五期中期目標

(注3) JETRO 事業報告書（令和元年度）