外務省は、国際協力の中でどのような役割を果たしているの?
外務省での仕事・給料は?どのような人が働いているの?
外務省への就職方法は?
という疑問にお答えします。
私は開発コンサルでの6年、NGOでの1年を通じて、色々な形で外務省と関わりながら仕事をしてきました。分かりやすく、仕事のイメージをお伝えします。
この記事を読むと、
- 日本の国際協力における外務省の位置づけ・役割が分かります
- 外務省での仕事や働く人のイメージが分かります
- 就職方法が分かります
外務省の役割
日本の外交(国際社会で国や国民の利益を守る)を担う省として、このような活動を行っています。
- ・日本と国際社会の平和と安定の確保に向けた政府間交渉や国際機関を通じた活動
- ・開発途上国への開発協力(ODAの方針立案・予算管理)
- ・国際社会における日本経済の成長と繁栄の追求
- ・日本文化紹介などを通じた対日理解の促進
- ・パスポートの発給や海外での日本人保護などの領事業務など
政府系行政機関の中では、次の図のような位置づけとなります。日本のODA(政府開発援助)をリードする存在として、実施機関であるJICAなどと密に連携を取りながら、活動を行っています。
世界各地での日本の在外公館数は226(大使館151,総領事館65,政府代表部10)(注1)であり、日々、相手国政府との外交や領事業務を行っています。
組織
職員数は約6,300人で、約2,800人が本省、約3,500人が在外公館での勤務です。(2019年1月現在)
組織図はこのように、地域ごとに分かれた機能別組織になっています。その地域の文化、言語、外交の歴史、政治、経済などへの深い理解が求められます。
働く人
あなたの夢を実現する近道は、目指すキャリアを歩んでいる人を見つけることです。ここでは2名の方の記事をご紹介します。
・外務省 山崎さん(入社8年目・外務省アジア大洋州局 南部アジア部 南西アジア課 課長補佐)
・あなたの知らない外務省の仕事が分かります/外務省 柴橋資郎さん
キャリアパス
総合職の場合、本省での2年間の実務研修後、海外の大学・大学院で2~3年の在外研修を行います。その後は2~3年ごとに在外公館や本省勤務を繰り返すのが一般的です。
専門職の場合、本省での1年間の実務研修後、海外の大学・大学院で2~3年の在外研修を行います。その後、在外公館勤務を経験し、本省に戻ってからは、おおむね5~6年ごとに本省勤務と在外公館勤務を繰り返すのが一般的です。(注2)
入省後は、国際機関への出向(一時的な勤務)する可能性もあります。
就職方法
国家公務員採用試験(総合職・一般職)を受けることです。
外務省では、国家公務員試験に加えて、外務省専門員試験という、特定の言語・地域・専門分野のスペシャリストになることが期待される外務省専門職のための独自の試験があります。この専門員試験は2018年(平成30年)に受験申込者数490人に対し、合格者数49人で合格率は10%であり、難易度の高い試験と言えます。
【出典】
(注1) 外務省公式ホームページ 我が国在外公館等の新規開設 (2018年12月28日)
(注2) 東洋経済新報社「世界で活躍する仕事100 10代からの国際協力キャリアナビ」(2018年7月19日)を参照
コメント
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