未経験からNPO/NGOに転職したい。
なんとなく社会貢献性の高い仕事に憧れてたし、最近はNGOの仕事でも生活できるようになってきたようだ。
しかし、自分はNGOで完全未経験だし…果たして雇ってもらえるのだろうか?
業界に詳しい人の話を聞きたい。
この疑問に答えます。
▼この記事で分かること
- 未経験でもNGOに転職可能です
- 未経験からNGOに転職する手順
- NGOを選ぶ際のポイント5つ
この記事を書いている私は、民間企業→NGOの未経験転職に成功し、NGOで約3年働いています。
NGOって以前は「滅私奉公で生活をなげうっても世のために尽くす」イメージでしたが、実は「ワークライフバランスをもちつつ、やりがいをもって働ける仕事」です。
また、未経験でも転職しやすい業界なので、ソーシャルセクターや国際協力への転職の第一歩としても使えるかなと思っています。
というわけで今回は、「未経験からNPO/NGOに転職する手順+団体選びのポイント」を解説します。3分ほどで読めますので、NGOに興味がある人は、ぜひご覧ください。
未経験でもNGOに転職可能です
「NGOってよく分からない…」と不安に思うかもしれませんが、全然大丈夫です。
その理由を、NGOの事務局職員に求められるスキルを分解しつつ考えてみましょう。
▼NGO職員に求められるスキルを分解する
- ポジションへの類似経験&資格
- 団体に関する知識
- 経験に基づいた知見
ポジションへの類似経験&資格
NGOも会社と同じように、団体を運営するにあたって必要な機能があります。
一般的に、事務局ではざっくりと次のような機能が必要です。
- 人事
- 法務
- 経理・財務
- 広報
- アドボカシー
- 営業
- マーケティング
- 支援者様担当
- オペレーションサポート
NGOでは意外と人の流動性が高いので、わりと常にポジションの募集がなされています。退職者があると空席募集が出たり、組織の成長に伴って募集がなされます。
読者の皆さんが民間企業で4年以上の業務経験があれば、何かしらの専門性と経験を身に着けていることと思います。
その経験と専門性を活かせるようなポジションもきっとあるはずです。
仕事に就いたら、必要な専門性や知識に磨きをかけて、仕事の中で学んでいけます。
団体に関する知識
どのスタッフでも、働いている団体に関する知識が多かれ少なかれ求められます。
採用選考の段階でも問われたりするので、HPの団体紹介の内容くらいは暗記して、伝えられるようにしてくと良いです。
入社した後は、実際の業務を通しつつ学べばOKです。
経験に基づいた知見
ここが一番難しいですね。
担当者によって、成果に雲泥の差がでるんです。
当然NGOでも民間企業と同じく、寄付額目標などのKPIを設定して活動しています。
例えば、ファンドレイジングで同じ担当についていても、次のAさんとBさんで億単位の差がつくこともあります。
- Aさん:社会人30年、外資系企業でのキャリアアップの経験
- Bさん:社会人5年、転職2社目
これは、試行錯誤して成長しながら、経験を積むしかないです。
成果を出せる=貢献度が高い=”ありがとう”を多くもらえる、ということなので、モチベーションに繋げやすいと思います。
※万が一、成果が出なかったとしても、外資系企業みたいに首切りされる心配はないのでご安心を。基本的に、オペレーションニーズに対して必要な人・モノ・金を集める業界でもあるので、成長至上主義でない団体もあります。
未経験からNGOに転職する手順
結論は、いきなり転職の応募をすれば良いです。
今の仕事を続けながら転職活動をするならノーリスクです。
志望動機や自己PRなどを考える必要はありますが、それば転職エージェントなどに相談しつつ考えればOKです。
最重要なことは“Warm Heart, Cool Head”です
NGO/NPO=「政治の失敗を補い、社会課題を解決する団体」として、そのサービスの対象となる「社会的に弱い立場にある方々」への想いは必須です。
また、課題の根本的な解決につなげるため、冷静な頭で、「社会や組織内の課題を可視化→解決策を考え→取り組む」ことが仕事です。ここで大切なのは、「問題解決の論理的思考力」です。
NPO/NGOに転職にオススメなサイト&エージェント
こちらがオススメです。
▽転職サイト
▽転職エージェント
- DODA|転職者満足度No.1…非公開の限定求人もあり。年収査定やキャリアタイプ診断など、関連サービスが充実しています。まずはここに登録しましょう。
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NGOを選ぶ際のポイント5つ
NPO/NGOを選ぶ際のポイントを5つまとめました。
あなたが求める働き方&生き方しだいでもあるので、適宜カスタマイズしてご参考にしてください。
- 募集ポジションで業務経験を活かせるか
- 求められるスキルを満たしているか
- あなたの関心のある社会問題に取り組んでいるか
- 団体の収入規模・職員数
- 給料・待遇
ワークライフバランス重視の方は、規模が大きめ団体(職員数50人以上)に就職するのがオススメです。
NPO全体の有給職員の平均給料は約340万円ですが、それ以上の給料と待遇を期待できるので、サラリーマンと同じくらいのワークライフバランスをとれる可能性が高いためです。
(NGOでも優秀な人財を確保するために、ある程度待遇改善に取り組む必要があるので)
また、あなたの関心のある社会問題ごとには、分野ごとにNGO/NPOをまとめていますので、こちらをご参照ください。
まとめ:未経験からNGO/NPOへの転職はオススメです
NGO/NPOで働くと、他のNGO団体や業界全体に詳しくなるので、その他にもいろいろ応用できるようになります。
また、成果を出せる人なら、自分でNGOや会社を起業したり、他のNGOへの転職もできるので、個人的には本当にオススメです。
▼記事のまとめ
- 未経験でもNGO/NPOに転職できます。
- 転職後に、実務をやりつつ、徐々に学べばOKです。たぶん3カ月くらいで慣れます。
- 転職するなら、まずは興味のある求人に応募しちゃえば良いです。
- 団体によって特色があるので、あなたの望む働き方 & 生き方に合うか吟味しましょう。
- 社会貢献性の高い仕事なので、やりがいを感じやすいかと!
「NGOでの仕事ってイメージできないし、自分でも大丈夫なのかな…?」と思うかもですが、想像以上に普通のサラリーマンと同じような感じなので。飛び込んでみれば慣れますよ。
あと、良い意味でも悪い意味でも、業界内での人の流動性が高いです。
NPOに勤めて2~3年ほどで転職する人も多いので、割と常にどこかしらのポジションが募集されています。
なので、未経験でもビビらなくても大丈夫です。入ってみると意外と周りの同僚も年次が若かったりするので。
という訳で、未経験でも転職しやすいし、やりがいも高めなので、素晴らしい業界なんじゃないかと思っています。
今日が人生で一番若い日です。
動かないと始まらないので、ぜひトライしてみてください!
▼転職サイト&エージェントのオススメ5つ
- PARTNER…JICAが運営する求人情報サイト。キャリアイベントなども参考になります。
- リクナビNEXT…業界大手で、案件が豊富。独占案件もあり。転職系のノウハウ記事も充実。
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頑張るあたなを応援しています!
次の記事で会いましょう!
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