NPO/NGOの事務局スタッフに必要なスキルとは【未経験から転職する方法】

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NPOのキャリアを考えている人
NPOのキャリアを考えている人

NPO/NGOに必要なスキルを知りたい。

今は未経験だけど、キャリアに興味がある。

NPO/NGOの事務局スタッフにはどんなスキルが必要なんだろう?

あと、キャリアプランも知っておきたいな。

この疑問に答えます。

▽この記事で分かること

  • NPO/NGOの事務局スタッフに必要なスキル
  • キャリアプランとは【4種類を解説】
  • 未経験からNPO/NGOに転職する方法

この記事を書いている私は、国際NGOでの経験が約3年ほどです。

もともとの私は「国際NGOっていいと思うけど、なんかよく分からないし…。自分じゃ無理だろうな…」と思ってました。

しかし、自分や同僚の経験から断言できることは、「国際NGOでの仕事に必要なスキルは、民間企業で身に着けられるスキルと同じ。業務経験の応用と努力で戦力になる」ということです。

この記事では、「これからNPO/NGOスタッフを目指したいけど、どんなスキルが必要なのか?未経験でも行けるのかな?」という方向けに、「NPO/NGOの事務局スタッフに必要なスキル」を解説していきます。

初心者向けに、専門用語は使わずにまとめました。

3分程で読めます。参考になれば嬉しいです(^^)

NPO/NGOの事務局スタッフに必要なスキル

NGOの事務局では活動を支えるために、人・モノ・金・情報といった資源を集める仕事や会計・総務といった組織を支える仕事があります。そこで求められるスキルを紹介します。

  • ファンドレイジングスキル
  • 広報スキル
  • 人材採用・人事スキル
  • 会計・総務スキル

具体的にスキルの内容をご紹介します。また、国際協力NGOの事務局では、現地スタッフほどの語学力がなくても何とかなりますが、TOEFL 80点、TOEIC 800点、英検準一級程度の英語力はあった方が良いでしょう。

ファンドレイジングスキル

お金を集めるファンドレイジングの方法は様々にありますが、ここでは3つの力を紹介します。

  • 営業力
  • マーケティング力
  • 企画力

具体的に見ていきましょう。

営業力

支援者さんやお客さんとの信頼関係をつくる力です。

対人的なコミュニケーションをとり関係構築する力、プレゼンテーション力などが求められます。

マーケティング力

ニュースレター、WEBなどのさまざまチャネルを通じて、マーケティングコミュニケーションを行います。

最近は特に、YouTube、TwitterなどのSNSでのWEBマーケティングが伸びてきています。

企画力

支援者さんやお客さんのニーズやトレンドは刻々と変化しています。

それを捉えて、適時にイベントやプロモーションなどの企画を行うことは重要です。

広報スキル

支援地の現状や問題などを広報し、問題解決に向けて世論に訴えていくことは大切な仕事です。

広報では、このようなスキルが求められます。

  • マーケティング力
  • ライティングスキル
  • ブランド管理
  • デザイン力

具体的に見ていきましょう。

マーケティング力

マスメディア、出版、講演などのさまざまなメディアを使って、いかに効果的に活動や社会問題を広報するか考え、実行します。

ライティングスキル

記事や各種リリースなどの原稿を作成します。読者に文字で伝える力が求められます。

ブランド管理

団体のブランドイメージは財産です。それを傷つけることがあれば、お金や人集めだけでなく、援助活動に影響が出てしまう恐れがあります。

そのため、各団体でブランド管理が重視されています。

デザイン力

WEBやポスター、プレゼンなど様々な場でデザインが求められます。

より効果的に伝えるために、デザイン力は重要です。

人材採用・人事スキル

一般的な人事に求められるスキル・経験と同じです。

現地スタッフや事務所スタッフなど、それぞれに求められる要件を定義、採用広報を行い、採用選考を行います。

NGO等では組織規模により、人事だけでなく、会計・総務などのバックオフィス業務を担うことがあります。

会計・総務スキル

NGOの運営においても、会計や総務は必ず求められます。

NPOとして活動するには、団体の大小にかかわらず貸借対照表、活動計算書などをつくり報告する義務があるので、少なくとも簿記の知識は必要です。

国際的な団体では、国際会計の経験と資格が求められるところもあります。

キャリアプランとは【4種類を解説】

NPO/NGOでの人の流動性は高めです。キャリアプランはさまざまですが、ざっくり4類型するとこちらです。

  1. 一つのNGO内で昇進や異動
  2. NGO→他NGOへ転職
  3. 民間企業⇔NGOで転職しキャリアアップ
  4. NGO勤務→大学院で専門性を高め→国連やJICAなどへ転職

一つのNGO内で昇進や異動

最もポピュラーで、誰もが思いつく方法と思います。

NGO内で働いていると、仕事への自分の適性が見えてきたり、一つの仕事を究めて次のステップに進みたくなることが往々にしてあります。

たまたま希望する部署・ポジションで空席公募が出たら、そこに応募し、スキルアップにつなげている人もいます。

また、NGO内で経験を積んで、管理職などへ昇進するキャリアもあります。

NGO→他NGOへ転職

NGOで働くと、その団体でできること/できないことが分かってきます。

そこで、「どうしても自分の関心とは違う…」であったり、「もっと待遇の良いところで経験を活かして働きたい!」といった想いから、NGOから他のNGOへ転職する方も多いです。

一概にNGOと言っても、組織文化や事業内容はそれぞれです。

業界に入ると、いろんな人と出会う中で、業界知識がつきます。その中で、あなたにマッチする団体も見つかることでしょう。

民間企業⇔NGOで転職しキャリアアップ

NGOで身に着けたスキル・経験は民間企業でも使え、逆もしかりです。

民間企業とNGOを行き来することで、NGOに民間企業でのノウハウを生かし、民間企業では社会的課題の解決といった視点を取り入れることができます。

例えば、子育て期間は民間企業で時短勤務し、子育てにひと段落ついたらNGOでフルタイム勤務など、ライフステージに合わせてキャリアを選んでも良いのではないでしょうか。

NGO勤務→大学院で専門性を高め→国連やJICAなどへ転職

NGOは草の根レベルの活動にも一長一短あり、「国連やJICAでよりスケールの大きい活動をしたい」となる方もいます。

国連職員は大学院卒が応募要件ですので、より専門性を高めるために、国内外の大学院で専門性を身に着ける挑戦をするのも方法です。

未経験からNPO/NGOに転職する方法

  • 方法①:いきなり応募!
  • 方法②:イベントやボランティアに参加→応募

方法①:いきなり応募!

まずはアクションしてみること!いきなり応募してみれば良いです。

応募準備で団体のWEBサイトを見たり、選考でスタッフさんを見たりしてマッチングをはかっていけます。

もちろん、転職動機などを考える必要はありますが、転職エージェントに相談しながら考えればOKです。

方法②:イベントやボランティアに参加→応募

「いきなり応募は不安…団体や人について知ってから応募したい!」という方は、イベントやボランティアに参加してから、求人に応募するのも方法です。

志望動機にも、その参加経験を書けるのがメリットです。

とはいえ、求人情報とも一期一会。希望する求人と出会った時が、応募する時です。

NGO/NPOの転職にオススメなサイト&エージェント

▽転職サイト

  • PARTNER…JICAが運営する求人情報サイト。キャリアイベントなども参考になります。
  • リクナビNEXT…業界大手で、案件が豊富。独占案件もあり。転職系のノウハウ記事も充実。

転職エージェント

スキルを磨いて、やりがいをもって働いていきましょう。

迷うなら、まずは行動してみて、動きながら考えましょう(`・ω・´)ゞ

頑張るあなたを応援しています!

次の記事で会いましょう!

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