社会問題を解決するような事業をNPOの形態でやりたい!
ソーシャルビジネスを行うNPOのビジネスモデルとは?
NPOの事例を分かりやすく知りたい。
の疑問にこたえます。
この記事の信頼性
筆者の友達にも、「社会のために働きたい!」という想いをもって就職しても、日々の仕事に追われる中で、「そもそも何のために働きたかったんだっけ…?ひとまず生活はできてるからいいや」となってしまう人がいます。
ご自身の選択なので、意見できるものでもないのですが、「せっかく志をもって社会に出たのにもったいない…!」と思ってしまいます。
ただの“Rice Work(生活のための仕事)”を、“Life Work(生涯をかけた仕事)”にする。
皆さんの働く目的は何ですか?
どのように、それを実現しますか?
その一つの方法が、ソーシャルビジネスだと思います。
この記事では、ソーシャルビジネスを行う事業系NPOについて、ビジネスモデルと事業内容を紹介します。
フローレンス
概要
- スタッフ数:604名(2019年4月1日現在)
- 事業内容
- 病児保育事業
- 保育園運営事業
- 障害児保育事業
- こども宅食事業
- 赤ちゃん縁組事業
ビジネスモデル
フローレンスでは、事業型と慈善型の両方を行っています。
事業型では、ビジネスを通じて社会課題を解決するソーシャルビジネスです。
具体的に見ていきましょう。
事業型(病児保育など)
核家族化の進む都市部では、子どもが病気になったときに預ける場所がないことが大きな問題になっています。
「37.5度の壁」と呼ばれ、保育園などでは37.5度以上の熱がある子どもを預かってもらえません。
これを解決するのが、フローレンスの病児保育です。
病児保育サービスは、利用者が毎月の会費を支払い、必要な時にサービスを受けることが出来る仕組みです。
当日の8時までに依頼すれば、保育スタッフを派遣して、自宅で1対1のケアをしてくれます。
37.5度以上の熱があっても、インフルエンザなどの感染症でも預かってもらえます。
2004年の設立以来、8万件以上の訪問型病児保育の実績があります。
お住まいの自治体によっては補助金をもらえたり、会社によっては福利厚生でのサポートを得られる場合があります。
慈善型(ひとり親家庭支援など)
貧しいひとり親家庭など、支援先からお金をもらうことが難しいような場合は、寄付者から寄付金を募り、支援を行っています。
利用者の声
障害児への在宅での医療ケアと保育について、ご利用者の声はこちらでご覧になれます。
支援を求める方に、負担可能な金額でサービスを提供しているのが素晴らしいですね!
クロスフィールズ
概要
- ビジョン:「すべてのひとが「働くこと」を通じて、想い・情熱を実現することのできる世界。企業・行政・NPOがパートナーとなり、次々と社会の課題を解決している世界」
- ミッション:枠を超えて橋をかけ 挑戦に伴走し 社会の未来を切り拓く
- 創業:2011年5月
- 所在地:東京都品川区
ビジネスモデル
企業や個人へ、ワークショップや留職プログラムを提供し、その対価として参加費を得るソーシャルビジネスです。
一般的な教育系の企業と同じようなビジネスモデルですが、特徴的なのはそのプログラムです。
このようなプログラムを提供し、社会人が体験を通じて自ら気づく機会を提供しています。
- 新興国留職プログラム(一時休止中、2021年5月1日時点)
- 国内留職プログラム
- 社会課題解決ワークショップ
- 社会課題体感フィールドスタディ(現地訪問型・オンライン型)
- オンラインプロボノ
- ソーシャルセクター支援
利用者の声
クロスフィールズの留職プログラムを利用した、日立製作所の方の声はこちらでご覧いただけます。
Take Action!
いかがでしたか?
皆さんの働く目的は何ですか?
どのように、それを実現しますか?
“Rice Work(生活のための仕事)”を、“Life Work(生涯をかけた仕事)”にする。
そうすることで、一人でも多くの読者の皆さんが、ご自身の望む最高の人生を生きてほしい。
私の記事が、読者の皆さんの一助になれば嬉しいです。
頑張るあなたを応援しています!
次の記事で会いましょう!
出展
(注1) フローレンス 公式ホームページ
(注2) フローレンスの病児保育
(注3) クロスフィールズ
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