今話題の仮想現実(VR)をつかって、社会問題の解決につなげる可能性は?
の疑問に答えます。
この記事を読むとこのことが分かります。
- VRの没入感が半端ない!社会問題の体験に効果的
- VR×社会問題解決の取り組み事例
詳しく見ていきましょう!
VRの没入感が半端ない!社会問題の体験に効果的
最近はVRも普及し、一般の消費者でも買いやすいようなVRヘッドセットも販売され、コンテンツも充実してきました。
ゲームでの利用が主流ですが、社会的な利用もなされています。
VRが社会問題をジブンゴト化するの効果的な理由はこちら。
- 遠い世界の出来事であっても、過去の出来事であっても、まるで自分の周りで起きているかのように体験できる。
- 日本で暮らす外国人など、LGBTなど、子どもなど、他者の視点を経験することできる。
ここでは、虐待される子どもの視点での児童虐待体験VRを紹介します。
児童虐待のニュースを見るのと、虐待される子どもの視点で経験するのとでは、伝わり方が天と地くらいの差があります。
実際にあった事件をもとに作成されています。
▽事業虐待体験VRはこちらです ※※リアルなため閲覧注意です※※
もし私がこの子だったら、日々両親に怯え、泣いて暮らします。
手にタバコを押し付けられる、洗剤を飲まされるなど、リアルな悪意が怖くてたまりません。
この当事者体験は、強烈です。
このような事件を当事者として経験することで、多くの方が問題をジブンゴトとしてとらえやすくなるのではないでしょうか。
VR×社会課題解決の取り組み事例
このVRの特性を生かして、「VR社会課題体験」といった取り組みが行われています。
NPOのクロスフィールズ、日本総研、SYNAMONが協力して、法人向けのサービスとして企画を推進しています。
VRで社会課題を体験する効果4つ
探求心・共感を生む
一番はコレ!
体験を通じて、課題に直面する人々に共感し、課題解決の必要性を実感できます。
知らなかった社会課題を「ジブンゴト」として、「もっと知りたい!解決したい!」という探求心を引き出します。
アイデアが生まれる
現場を知るだけでなく、さまざまな参加者と議論することで、アイデアを生み出します。
場所を選ばない
誰でも、どこでも、一度に体験できます。
社会課題が起きている現場を訪問するには、時間的にも、金銭的にもコストがかかってしまいますが、VRでは時間とお金の削減につなげられます。
行動・組織が変わる
現場訪問では参加できるスタッフ数に限界がありますが、VRではより多くの社員が参加できます。
組織全体で、社会課題への理解を促すことができます。
また、VR体験後のワークショップを通じて、組織変革につなげることができます。
コンテンツ
コンテンツは、SDGs達成への貢献を念頭に作成されています。
たとえば次のようなコンテンツがあります。
- カンボジアの農村地域での女性の視点を通じた「貧困をなくそう」
- 日本の中山間地域での移動弱者の生活と支援から考える「住み続けられるまちづくり」
- フィリピン都市部の住まいの課題から経済格差に取り組む「不平等をなくそう」
詳しくはこちら>>VR社会課題体験
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、次の点を紹介しました。
- VRの没入感が半端ない!社会問題の体験に効果的
- VR×社会問題解決の取り組み事例
将来、NPOや企業のイベントでは、参加者はベッドセットをつけて、当事者体験をしている日がくるかもしれませんね。
VRの可能性にワクワクします!
私は「国際協力で世界を良くする仲間を、1人でも増やす」という想いから記事を発信しています。
1人の力は小さくても、皆で集まると大きな力になると信じて。
頑張るあなたを応援しています!
次の記事で会いましょう!
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