世界銀行と世界通貨基金(IMF)の違いは?
の疑問にこたえます。
共通点
世界銀行とIMFって似ていますよね。
実際のところ、加盟国の代表から構成される総務会(最高意思決定機関)では、世界銀行とIMGで年に1度年次総会を行い、密に連携しています。
まず、世銀とIMFの共通点をご紹介します。
- 世界銀行の専門機関である
- 本部:アメリカのワシントンD.C
- 設立:1944年(ブレトンウッズ会議の後)
- 設立者:ジョン・メイナード・ケインズ
違い
役割
- 世銀:貧困を削減するため、途上国への投融資や技術協力など
- IMF:国際通貨制度の安定のため、金融支援や世界経済モニタリングなど
加盟国
- 世銀:189カ国
- IMF:190カ国
世銀への加盟にあたっては、IBRD協定に基づき、まずIMFに加盟する必要があります。
そのため、IMFは世銀より1カ国多い加盟国数になっています。
資金源と方針
- 世銀:世界銀行債を投資家から広く募っています。「持続可能な開発を支える投資」という、社会的リターンと金融リターンを最大化する戦略をとっています。
- IMF:加盟国の拠出金です。拠出国はTOPは、1位 アメリカ、2位 日本、3位 中国です。IMFの投票権は出資割合に応じるため、方針にはこれらの国の意向が反映されやすいです。
お金の使い先
- 世銀:支援先はアフリカ、中東や南アジアなどの途上国です。
- IMF:最大借入国は財政危機にあったギリシャ、ウクライナ、パキスタン、エジプトなどです。
Take Action!
いかがでしたか?
比べてみると、世銀とIMFの違いからそれぞれの特徴が分かりますね。
詳しくは、こちらの記事も参考になります。
また、世銀で働きたい方はこちら!
頑張るあなたを応援しています!次の記事で会いましょう!
出展
(注1) 世界銀行とは
(注2) IBRDの資金調達 世界銀行債権
(注3) IMFの概要
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