各国の経済状況、世界の貧困、農業、医療などの状況を知りたい…!
世界銀行のオープンデータの見方、使い方は?
の疑問にこたえます。
この全ての方にとって、世界銀行のオープンデータは効果的なツールになるでしょう。
- 国際協力の世界で働きたい方、働いている方
- ビジネスで海外との取引がある方
- 大学や大学院での学生さんや教師の方々
この記事では、世界銀行のオープンデータについて、データのカテゴリー、そしてGDPと貧困率を例にデータの見方をご紹介します
世界銀行のオープンデータ
トップページはこちらです。
検索性が高く、分かりやすいレイアウトです。
カテゴリー
国ごとの検索もできますし、次のカテゴリ―で世界の統計情報を調べることもできます。
- 農業と農村部開発(Agriculture &Rural Development)
- 支援の効果(Aid Effectiveness)
- 気候変動(Climate Change)
- 経済成長(Economy & Growth)
- 教育(Education)
- エネルギー&採掘(Energy & Mining)
- 環境(Environment)
- 対外債務(External Debt)
- 金融セクター(Financial Sector)
- ジェンダー(Gender)
- 健康(Health)
- インフラストラクチャ―(Infrastructure)
- 貧困(Poverty)
- 民間セクター(Private Sector)
- 公的セクター(Public Sector)
- 化学&技術(Science & Technology)
- 社会開発(Social Development)
- 社会保障&労働(Social Protection & Labor)
- 貿易(Trade)
- 都市開発(Urban Development)
データの見方
GDP
まず世界のGDPを見ていきましょう。
検索バーで「GDP」と調べると、世界全体のGDPを調べることができます。
2019年時点の世界の総GDPは84.848兆円です。
世界は2009年に微減しましたが、右肩上がりで豊かになっていることが分かります。
これほどきれいな右肩上がり、すばらしいですね。
GDPの表示方法を「Line」から「Map」に変更すると、次のような図になります。
アメリカ、中国、日本がトップで色が濃く、貧しい地域は色が薄くなり、国ごとのGDPの差が分かります。
貧困
1日1.90ドル以下で暮らす人々について、見ていきましょう。
最貧困層は年々減少傾向にあり、2017年では9.3%です。
世界銀行は2030年までに、1日1.90ドル以下で暮らす人々の割合を3%以下にすることを目指しています。
これもきれいな右肩下がりですね。
この数字は、世界の各地で貧困をなくす努力をしてきた全ての方々の努力の成果です。
また、これを「Map」表示にすると、次のようになります。
貧困率が高い地域は、アフリカより、南米の方が高いようです。
アフリカでは、ジンバブエが39.5%で青色になっていますが、それ以外の地域は低く表示されています。
データの詳細を見ると、アフリカでは統計の元にしているデータの年度がまばらです。
例えば、コンゴ民主共和国では、2012年のデータで77.2%でした。
正確な統計をとれる状況ではないのかもしれませんね。
この図で見るより、実際はもっと貧困率が高いのでしょう。
南米はでは、ブラジル、ペルー、ジンバブエ、ホンジュラス、エクアドル、アルゼンチンでの貧困率が高くなっています。
データの活用
世界銀行のオープンデータでは、アカデミック、ビジネス、そして一般の方がデータを活用できるようにしてくれています。
「Share」をクリックすると、そのデータをFacebook、Twitter、Linked inでのシェアできます。
また、「Download」ではCSV、XMLもしくはExcelの形式でデータをダウンロードできます。
Take Action!
いかがでしたか?
この記事では、世界銀行のオープンデータについて、データのカテゴリー、そしてGDPと貧困率を例にデータの見方をご紹介しました。
世界の状況を理解したい方にとって、世界銀行のオープンデータは最高のツールになるでしょう。
ぜひ活用してみましょう!>>World Bank: Open Data
また、世界銀行について知りたい方はこちら。
世界銀行で働きたい方はこちらの記事も参考になります。
頑張るあなたを応援しています!次の記事で会いましょう!
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